小さな高原の町でありながら、軽井沢の教育環境は非常に充実しており、日本でも有数のインターナショナルスクールや、英語で学ぶ低年齢向けの学校があります。ただし選択肢は年齢によって大きく異なり、ここでいう「インターナショナルスクール」は、未就学・初等の通学校なのか、高校なのかでまったく意味が変わります。本ガイドでは、国際的な家庭のための正直な現状を整理します。これから移住を検討されている方は、まず軽井沢への移住をご覧ください。
学校のプログラム・対象年齢・入学要項は年ごとに変わります。判断の前に、必ず各校に直接最新情報をご確認ください。
まとめ(TL;DR)
- UWC ISAK Japan — 英語で学ぶIBのボーディング高校(おおよそ15〜18歳)。著名・選抜制・全寮制。
- イートンハウス・インターナショナルスクール軽井沢 — 未就学・初等向けの英語の通学校。自然を生かした学び。
- 軽井沢風越学園 — 日本語で学ぶ特色ある学校(おおよそ3〜15歳)。
- 地域の日本の公立学校 — 多くの居住家庭にとっての基本。町役場で手続き。
- LCAきたかる森のインター初等部(北軽井沢・群馬県) — 英語で学ぶ小学校・プリスクールでありながら一条校。2026年4月開校。
- 軽井沢国際日本語学校 — 上記とよく混同されますが、成人の留学生向けの日本語学校です。
- 選択肢は未就学と高校で充実し、その間はやや手薄です。
軽井沢にインターナショナルスクールはありますか?
はい。町の規模からは意外なほどありますが、幼稚園から高校までそろう一貫した体制ではありません。英語で学ぶ選択肢は両端、すなわちボーディングの高校と、未就学・初等の英語の学校に集まっています。その間の学年や、完全な日本語環境での学びを望む家庭には、地域の日本の学校が大きな役割を果たします。以下、それぞれを見ていきます。
UWC ISAK Japan(インターナショナル・ボーディング高校)
UWC ISAK Japanは、軽井沢を代表するインターナショナルスクールで、世界的なUnited World Colleges(UWC)の一員です。要点は次のとおりです。
- 英語で学ぶ、おおよそ15〜18歳対象の**ボーディング(全寮制)**高校(10年生でプレIB、11〜12年生でIBディプロマ)。
- 選抜性が高く全寮制 — 生徒はキャンパスで生活し、日本人生徒とともに世界各国から集まります。
- 卒業時にIBディプロマと日本の高校卒業資格の両方を得られます。
- 学費は高額ですが、多くの生徒が必要に応じた奨学支援を受けています。
全寮制のため、ISAKは通学型の地域の学校ではなく、インターナショナルなIB高校での経験を特に求める家庭に向いています。
イートンハウス・インターナショナルスクール軽井沢(低年齢向け・英語)
イートンハウス・インターナショナルスクール軽井沢は、未就学・初等の年齢を対象に、国際初等カリキュラム(IPC)を基盤として、軽井沢の森を生かした自然・野外の学びとともに、英語で学ぶプログラムを提供しています。キャンパスはおおよそ2〜6歳のプリスクールと、2025年6月にGrade 1で開校し1学年ずつ増えていく初等部の2部門に分かれています。低年齢のお子さん向けに最も利用しやすい英語の通学校です。
対象年齢、2026-27年度の学費、学年の拡大スケジュール、出願の流れは、イートンハウス・インターナショナルスクール軽井沢 完全ガイドで詳しく解説しています。
LCAきたかる森のインター初等部(英語で学ぶ一条校)
2026年4月、閉校した北軽井沢小学校の校舎に開校したLCAきたかる森のインター初等部・プリスクールは、最も新しく、そして地域の前提を変える選択肢です。外国人教師が担任を務め、多くの授業を英語で行いますが、日本のほぼすべてのインターナショナルスクールと異なり一条校であり、義務教育に該当します。
注意点が2つあります。所在地は軽井沢町ではなく群馬県長野原町(車で約30分)であること、そして学費が高水準(授業料は月額240,000円)であることです。詳しくはLCAきたかる森のインター初等部ガイドをご覧ください。
軽井沢風越学園(特色ある教育・日本語)
軽井沢風越学園は、おおよそ3〜15歳(幼稚園+義務教育学校)を対象とする評価の高い特色ある私立校で、探究的・遊び中心・異年齢の学びで知られます。指導は日本語で行われ、英語で学ぶインターナショナルスクールではありません。それでも、この教育方針を求めて軽井沢に移住する家庭は多く、日本語で学んでいくお子さんに向いています。
地域の日本の公立学校は?
多くの居住家庭にとって、地域の日本の公立学校が基本であり、言語と地域社会への溶け込みの面でも有効な道です。外国人住民のお子さんも歓迎され、住所登録後に軽井沢町役場で入学手続きをします。(公立学校の入学手続きの専用ガイドは現在準備中です。)授業料はかからず、家から近く、お子さんが地域に根ざせますが、日本語力を育てていく必要があります。
軽井沢国際日本語学校について(種類の異なる学校です)
「軽井沢 インターナショナル 日本語学校」といった検索では、まったく別の2種類の学校が混ざって出てきます。整理しておきます。
- インターナショナルスクール(イートンハウス、UWC ISAK Japan)は、子どもが英語で学ぶ学校です。
- 軽井沢国際日本語学校は、留学生(主に成人)が日本語を学ぶ学校です。進学コースがあり、4月期の入学があります。所在地は軽井沢の西隣、御代田町で、登山・スキー・温泉や地域のイベント、ボランティア活動を通じた交流も特徴です。
軽井沢周辺で大人が日本語を学びたい場合は後者、お子さんの学校を探している場合は前者になります。
「中間の年齢」の場合は?
正直に言えば、初等高学年から中学相当の年齢で英語で学ぶ通学校が、イートンハウスの未就学・初等と、ISAKのボーディング高校の間で手薄です。LCAきたかる森のインター初等部が下の学年から埋めつつありますが、上の学年はまだ開設されていません。この年齢の家庭は、一般的に次のいずれかを選びます。
- 地域の日本の学校(多くは日本語の追加サポートを併用)、
- 他地域のインターナショナルスクール(例:東京圏。通学や寮を伴う)、
- ISAKに進める時期に合わせて計画する。
唯一の正解はなく、お子さんの年齢・言語・滞在予定の長さによって変わります。
選び方
- まずお子さんの年齢と言語に合わせる — これで候補が一気に絞れます。
- 日本語環境(イマージョン)と英語環境のどちらを重視するか決める。
- 日本での滞在予定の長さと、全寮制が許容できるかを考える。
- 見学し、最新の入学要項を確認する — 定員・年齢・学費は毎年変わります。
ERISAのサポート
有限会社えり紗(ERISA)は、国際的な家庭の学校選びと手続きをサポートします。各校の仕組みの説明、学校見学や面接での通訳、そして地域の日本の学校を選ぶ家庭には、町役場での入学手続きや先生との継続的なやり取りまで対応します。お子さんの状況に合わせて、イマージョンと英語環境のどちらがよいかのご相談も承ります。
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